まず手入れする馬具を、洗い場など安全で手入れしやすい場所に用意します。
馬具の手入れ道具には主にサドルソープと保革油があります。
日常的にはサドルソープを使い、革の状態を見てたまに保革油を使います。
保革油は毎回使う必要はありません。
革の様子をよく見て革の話を聞きましょう。
サドルソープとスポンジを用意します。
スポンジは容器の中に入っていることもあります。
スポンジがヘタってきたら百均で柔らかくて目の細かいスポンジを購入しましょう。
馬具手入れ専用バケツに水を用意します。
馬活の内側は汚れが付きますので専用のバケツを使いましょう。
スポンジを水につけ、数回軽く揉みます。
しっかり握って水をよく切ります。
スポンジを容器の中に広げて、スポンジの裏にサドルソープを薄く万遍なく付けるように、軽くクルクル回します。
サドルソープをつけた方を上にして、泡立つまで数回軽くクシュクシュ揉みます。
ギューッと握って、余分な水分と泡を落とします。
革の表面をそっと撫でるようしながらサドルソープをかけていきます。
汚れやほこりを落とすような感じで行い、強すぎて革の表面を痛めないように気をつけます。
革の裏に手を添えると上手にできます。
平坦な部分は包むようにしてそっと撫でます。
糸目もしっかり行い、くぼみの汚れも丁寧に落とします。
革の先端やバックル部分は傷みやすいので特に丁寧に行います。
しばらくしたら(スポンジが汚れてきたり、泡が少なくなってきたら)スポンジを水の中に入れて数回揉みます。
落とした汚れが出てきます。
また水をよく切って。
サドルソープを優しくクルクルつけて、揉んで泡立てて、余分な水分と泡を落とします。
段差や隙間こそ汚れがたまりやすいので、奥までしっかりきれいにしましょう。
泡がついたらきれいになるわけではないので、スポンジで汚れを落とすイメージで行いましょう。
慣れてきたらバックル等は外して、革が重なって隠れている部分もすべてサドルソープをかけます。
頭絡を完全に分解する感じで行いましょう。
ただしこのとき、バックルのついていた穴の位置をしっかり覚えておいて必ず元の穴に戻しましょう。
革は生きています。
優しく丁寧にサドルソープをかけましょう。
折れ曲がったり折り返したりなど、よく可動する部分は特にしっかり行います。
サドルソープをかけたり保革油を塗るのは、革の部分だけです。
ゴム手綱のゴム部分や合成皮革の部分にはかけないようにしましょう。
ゴム手綱であっても、手綱の途中のストッパーが革であれば、そこにはサドルソープや保革油が必要です。
手綱は特に重要です。
バックルの表面や外側が一見きれいに見えても、内側が汚れたり乾いている場合があります。
できればバックルも一旦外して、革の表面も裏側も、すべての面にサドルソープをかけるつもりで行いましょう。
馬具の手入れは革の状態を確認しながら行います。ひび割れや伸びなどがあればすぐに報告して交換しましょう。
手綱の中央のバックル。
ここもよく可動する部分なので、ひび割れ等がないか確認しながら、しっとりとした状態になるようによく手入れします。
鞍も同様に手入れします。
円を描くようにしたり、優しく撫でるようにしてきれいにします。
シート部分もしっとりとした状態に仕上げます。
ツルツルだと乗りにくいですからね。
隙間やくぼんだ部分はスポンジの先を小さくして丁寧にきれいにします。
あおり革の裏面もきれいにします。
糸の凸凹についた汚れをよく取ることと、糸が切れないようにしっかり手入れするように気をつけています。
小あおり革や腹帯託革も念入りに手入れします。
革の表面はすべて手入れします!
小あおりの裏側も。
革の表面はしっとりしているのが理想です。
鞍尾も。
自分のスキンケアと同じです。
鞍辱も。
ここがツルツルしていると、ゼッケンの上で滑って乗りにくくなります。
背抜き部分も持ち上げてしっかり。
サドルソープの白い泡は乾いた布でそっと取ってもいいですし、そのままにしておいて次回乗る前に軽く乾拭きしてもいいです。
スポンジをきれいな水で洗って水気をよく切り、サドルソープと共に片づけましょう。
保革油は大きく2つのタイプに分けられます。
リキッドタイプ(液状)と、グリースタイプ(半固形)です。
リキッドタイプは油分を革に浸み込ませたいときに使います。
グリースタイプは油分を革の表面に塗りたいときに使います。
リキッドタイプは塗りすぎると革がぶよぶよになってしまい、グリースタイプだけを使っていると革がカチカチになってしまうので、状況に応じた使い分けが必要です。