引き手を結ぶポイント
・ループの中に指を入れない。(馬に引っ張られたとき危険)
・リズム良く手早くおこなう。
・ループは小さめに出す。大きく出すとやりにくいうえに、結び目の位置が変わりやすい。
馬を洗い場に入れます。
上向きのループを作ります。
柱の輪の中に、下から入れます。
左手の甲を自分に向けて、ループを指で挟みます。
(※ループの中に指を入れてはいけません)
左手の手のひらを自分に向けながら下に下げます。
自然に捻じれができます。
右手の指先で、引き手の余りをループの中に通します。
押し出した部分を右手で掴み、左手を結び目に添えます。
右手は引く、左手は押す、で引き絞ります。
馬と柱の張り具合を確認して出来上がりです。
馬を洗い場につなぐとき、ロープのナスカンは上からつけます。これは安全のためとその方が掴んだ時に親指が下にきて自然なためです。
無口の下のリングには向こう側から手前に向かってつけます。これも安全のためとナスカンを掴んだ時に親指が左にきて自然なためです。
無口のフックやナスカンは必ず馬体向きに付けます。これも安全のためで外向きだとフックやナスカンの中にチェーンやロープが引っ掛かってしまい馬が怪我をする危険性があるためです。馬着の胸前のナスカン等も同じように絶対に馬体向きに装着します。
引き手(ロープ)を結んだとき、ループは余りの半分~3分の2くらいになるようにします。
こうしておけば一瞬で安全にほどくことができます。
ループと余りが同じくらいの長さや、ループよりも余りが短いのは危険です。
馬が動いているうちにループの中に余りが入ってしまうことがあります。
こうなると、急いで解かなければならないときに余りを引いても解くことができません。
余りを編み込みのようにするやり方もありますが、これは必要ありません。
・作るのに時間がかかる。
・馬が暴れているときなど解きたいときに端を掴むことが難しい。
・手の移動距離が長くなり、一瞬で解くことができない。
などデメリットが多いからです。
ただし編み込みをして端を解けないようにしておくことはあります。
これはおもに馬運車内で使います。
・確実に解けないようにしたい。
・余りが床につかないようにしたい。
・狭い馬運車内で馬が前がきをしたとき肢がループに入らないようにしたい。
という理由が馬運車内にはあるからです。
繋がれている馬の引き手を解くには。
まず左手で引き手の余りを持って、引いて解きます。
馬の横に並んで立ち、右手で引き手を短く持ち、左手に輪をひとつ持ちます。
右手で引き手を持ったまま、反対側のナスカンを外します。
反対側から見た図。
歩き出しましょう。
このやり方だと右手は常に引き手を持っているので安全です。
引き手を解いたときに、手が空中で引き手を掴もうとするのは危険です。
いつでも何があっても大丈夫なようなやり方にしましょう。
反対側のナスカンを外すときも、引き手を持ったまま外せば安全ですが、外してから引き手を掴もうとするのは危険です。
馬が急に動いたとか、風が強いとか、引き手を宙で掴めないときもあります。もともと持っていた方が安全です。
馬はいつもおとなしいとは限りません。常日頃から何かあっても大丈夫なやり方を習得しておきましょう(^^)