乗馬管理の引き継ぎ書

移動に伴い引き継ぎ事項を記しておきます。

オーナーさんのためにも馬のためにもこのまま大切に伸ばしてくれれば幸いです。

 

◇調教面

二ヶ月の調教で出来るようになった技は、

・わずかな扶助での停止

・側方扶助の理解

・わずかな扶助での発進

・スムーズな常歩発進

・スムーズな速歩発進

・歩度を伸ばした中間速歩

・歩度をつめた収縮速歩

・小さな扶助での後退

・左へ常歩ターンオンザホンチス

・右へ常歩ターンオンザホンチス

・スムーズな駈歩発進

・歩度を伸ばした中間駈歩

・歩度をつめた収縮駈歩

・駈歩からのシンプルチェンジ

・三湾曲の連続シンプルチェンジ

・反対手前の駈歩発進の理解

・右の反対駈歩

・左の反対駈歩

・左の肩を内へ

・右の肩を内へ

・右手前から左手前へのフライングチェンジ(得意ですが時々遅れます)

・左手前から右手前へのフライングチェンジ(不得意でしたが出来るようになりました)

・右手前から左手前そしてまた右手前への連続フライングチェンジ(M1課目の経路)

です。

 

頭絡は茶色い水勒を使用し、鼻革は端から2、コンビ鼻革は端から4、喉革は端から2です。舌を越すのが治まるまで大勒は使用を控えたほうがいいでしょう。じっくりハミへの信頼を作るようにするといいですよ。

プロテクターはハードタイプがいいです。まだ心神喪失状態から回復途中で肢をぶつけることが多いので。

エンゲージメントはゼロから教える必要があります。

乗り替わったあと馬が動かなかったり暴れたりするのは、調教に問題があることを馬が教えてくれているということです。強く乗られた馬が乗り替わった後に優しい人に動かないとか暴れるとか不満を言うのは当たり前です。正しい調教は安全につながります。

これからのこの子に必要なのはしつけや服従ではなく、愛馬精神です。

経験の浅い人が乗り替わってもきちんと反応してよく動くように調教してあります。まだ上手でない人が乗っても軽い馬になっていることを確認してあります。馬は上手い人だけが乗りこなせればいいのではなく、お客さんやオーナーさんが気持ちよく安全に乗れてはじめて意味があるものです。

オーナーさんの意向をよく聞いてください。

 

◇健康面

冬毛が早く抜けるように換毛処理をしています。獣医に確認してありますが皮膚病ではありません。被毛が少なくなっていますので馬体を冷やさないよう馬着の脱ぎ着せは頻繁にしてあげた方がいいです。

肢にケイクンがあったので治療をしていましたがまだ治りきっていません。

右後肢外側に治りかけの怪我があります。

四本全肢が軟腫とは驚きましたがケアして前二肢はだいぶ良くなりました。歩きが悪いのは関節(球節)を気にしている可能性もあります。準備運動は騎乗または引き馬でゆっくり丁寧にバイタルウォークを長くからしっかり行ってください。同時にエンゲージメントの調教もするといいですよ。

何事もオーナーさんに必ず報告と相談をしてください。また蹄治療や歯科治療など馬の飼育管理受託者としてすべきことは遠慮なく提案して、セカンドオピニオンも積極的に利用したらいいのではないでしょうか。

 

◇精神面

馬が怖がっているときはそのやり方を怖がっているときです。馬は悪くありません。

調馬索はとても怖がって暴れます。軟腫も悪化させるししない方がいいと思います。

顔や首を触られるのをとても怖がります。毎日顔の手入れにはとても時間がかかりました。顔のちょっとしたトリミングをするのに怖がって暴れて馴致調教しながら2時間かかったときもありました。とくに顔を洗うのはものすごく怖がります。顔を洗うのは絶対やめた方がいいと思います。

顔のブラシかけは怖がらずに出来るようになりました。

とにかく人間のことを怖がっていて嫌いです。それをやっと言えるようになりました。嫌なことは嫌と言えることは重要です。子供に理不尽なことが降りかかったとき我慢しろという教育は最悪ですね。馬を服従させるのはやめましょう。馬は人間の奴隷ではありません。納得を求めずに力で服従させるのはレイプと同じです。これは必要なしつけや調教だと思った瞬間、それは虐待になります。もし馬が叱りたくなるような行動をしたら、させた自分に原因があるのです。馬は記憶力がすごくてトラウマは強烈に残ります。馬の心を傷つけないような馬に合わせたやり方に変えましょう。馬が前向きに理解できる方法を考え抜くのが人間の責務だと思います。

 

◇マネージメント面

馬具は安全のためにもきちんと手入れしましょう。

新品の状態のまま手を入れずに使うのは革が切れたり騎座が滑ったりして危険ですよ。実際今回の騎乗調教中に腹帯託革が裂ける事故があり危うく落馬するところでした。幸い人にも馬にも怪我はありませんでしたが他の人が騎乗中だったらと思うと恐ろしくてぞっとしました。

馬具手入れでは保革油の缶2つを丸々吸い込みました。

鞍と頭絡は毎日サドルソープをかけて週一で保革油を塗ること。馬具はきちんと手入れして革の良い状態を保つことが必須です。安全のためにも。

 

◇連絡事項

健康手帳は手入れボックスに入れてあります。

道具は馬運車に乗せて全て返却しました。馬具は使用感があると思いますが当日まで使っていたのでそのまま積みました。洗えるものは洗ってあります。

消耗品は無くなったものがあります。

装蹄は1月20日にしています。次回の装蹄は2月20日頃に行ってください。

歯科治療をしてあります。デンタルケアは毎年行い、次回の歯科治療は2021年11月までに必ず行ってくださいね。

 

◇総括

この子は、とても頭のいい、怖がりの、小さな女の子です。

運動神経も良くセンスもあります。

これだけ素晴らしい馬ですからどうか元に戻さないように、もっと良い馬になるように頑張ってくださいね。

この子の心と身体の健康を祈っています。

以上独り言でした。(22:26)

 

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