舌を出す馬の乗馬再調教

舌を出す馬

たまに騎乗中に舌を出す馬がいます。

なぜ舌を出すのでしょうか。それは馬が苦痛やストレスを感じていることが原因です。

・通常ハミはどうなっているか。

 通常馬は歯槽間縁、歯ぎんと呼ばれる歯茎と舌の上にハミを乗せています。馬は左右の歯茎と舌でハミの合図を感じています。

・舌を出す馬はどうなっているか。

 舌を出す馬でよくあるのはハミを越えて舌を出しているケースです。つまりハミを歯茎だけで受けていて、舌はハミの上を越えて口の外に出しています。

・舌を出す原因は。

 馬が苦痛を感じている(過去に感じていた)ことが原因です。きつくハミを使われていた。乱暴にハミを使われていた。無理なハミ受けをしていた。強すぎるハミや合わないハミを使われていた。時期尚早なのに大勒を使用したなどが主な原因です。

歯茎は逃げられなくてもなんとか舌だけは痛みやストレスから逃げようとして、ハミを越えて口の外へ舌を出します。

・舌を出す馬の再調教方法

 馬のハミへの信頼を取り戻すようにします。口に合った優しいハミに変更する。獣医師に歯を治療してもらう。その後も定期的にデンタルケアを受診する。舌を完全に出さなくなるまで軽いコンタクトだけで騎乗する。強く押さえたり引いたりする手綱操作はしない。ハミ受けを要求しない。内方姿勢を要求しない。舌を出しても絶対に叱らない、舌を出したからといって怒ってガンッと手綱を引いたりハミを当てない、怒って舌や口や体を鞭で叩いたりは絶対しない。ストレスになるようなことをしない。調教や運動の内容を変更する。

馬のストレスを取り除きましょう。馬に安心感を与える。じっとハミを銜えていても大丈夫だと思ってもらえるようにする。舌の上にハミを乗せることへの信頼関係を作る。ハミを快適に感じさせるようにする。

相当な時間がかかることを覚悟しましょう。本気で治したいなら根気とやっぱり愛情ですね。

馬との信頼関係を築きましょう。

舌を出す馬の再調教
再調教開始時と、5週間の経過後。
どっちの馬がいい?
幸せになってほしい。

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