誰でも最初は、どのように馬と接したらいいかわからないと思います。
馬との接し方はどのようにしたらいいのでしょうか。
ここでは馬が教えてくれた、馬と接するときに大切なことをご紹介します。
馬の表情(ボディーランゲージ)はちょっとわかりにくいですが、このことが出来るようになってくると、次第に馬に好かれて信頼されるようになってきます。
ウィッシュホースコミュニケーションズではこれらのことを大切にした乗馬を目指しています。
ぜひ私達と一緒に馬に好かれる接し方を練習しましょう。
・自分をコントロールする。
自分が一番コントロールできるのは自分です。馬や他人はコントロールできません。自分をコントロールすることに集中しましょう。
感情や機嫌に左右されることなく、いつも同じように接することで馬に信頼してもらえます。理性をしっかり持って自分の心のダークサイドに負けないようにしましょう。
怖れにとらわれていたり、カッとなったり、可愛いからといってずけずけと顔を撫でては馬に好かれません。
自分の心や身体をコントロールできるようになると、馬の反応が変わってきて、馬に信頼され、好かれるようになります。
馬は自分をコントロールする必要性を教えてくれます。
自分の心や身体をしっかり使いこなしましょう。
・いつも笑顔でポジティブになる。
できるだけいつも陽の気を発していましょう。楽しいことをすすんでしましょう。
どんな時でもプラス思考でとらえられないか考え直してみましょう。
とらえ方(客観性)と思い方(考え方)しだいで、意外と真実が見え、世界が明るく満ちていることがわかります。
馬とは勝ち負けやプレッシャーで付き合うのではなく、共感や敬意で接する方が真に上手くいきます。
笑顔の多い人は、笑顔を絶やさないように、笑顔になれることを見つけるように、努力しているから笑顔なんだと知りました。
どんなお化粧よりも少しの笑顔の方がとても素敵で美しいです。
自信を持って笑顔で馬に接しましょう。
・素直になる。
自分の心の動きに素直になりましょう。
馬は本音で生きています。
頭でハートを押さえつけないように。矛盾を抱えないように。馬は違和感をすぐ見抜きます。
ハートが「おかしいな」と違和感を感じたら、それはきっとおかしいです。そんな時自分を言いくるめないで、「これだ!」というものに向かって素直に突き進みましょう。
自分に嘘をついたり妥協したりせず、自分の感性に素直になって行動しましょう。
・誠実になる。
馬の様子に細部まで気を配り、誠実に接しましょう。自分が口にガムテープをされてその馬の中にいたらどうでしょう。年老いてしゃべれなくなって介護を受ける時にどうされたいでしょう。
自分の意見を聞いてほしかったら馬の意見も尊重しましょう。押し付けたり話をさえぎったりしないように。お互いの個性の違いを認めたうえでお互いが納得できる方法を見つけましょう。
馬の協力を得られるように誠実に説得をして、馬に納得してもらいましょう。
本当のことに向かい合うのは勇気が要りますが、誠実に、率直な気持ちを伝えましょう。
それが一番いい道です。
・あいさつ返事を大切にする。
あいさつは相手に敬意を払うことの第一歩。私はこんな人ですよという名刺代わりです。
そしてあいさつしたその反応から、相手の体調や感情などの情報が読み取れます。
返事は相手との会話の第一歩。馬が何かアクションしたらリアクションしましょう。
会話を拾う、ツッコミをするのは、まさに愛情表現。
あなたに関心がありますよということの現れです。馬はそういうのがすぐにわかります。
馬はあなたが自分の心に興味があるのか、それともただ趣味に利用しようとしているのか、敏感に感じ取ります。
たとえ馬が日本語をしゃべらなくとも、あいさつ、アイコンタクト、語りかけなどを大切にしてください。そして洞察力を働かせて馬の動きに返事をしてみましょう。それがいつしか馬との会話になっていきます。
最後は相手を思いやる気持ちと、一生懸命な思いや行動です。
完璧な馬もいないし、完璧な人もいません。
馬も人も一生成長だと思います。
この気高く気品に満ち溢れた動物と、真に結びつけますように。
馬の信頼を得る道を、一歩一歩実直に、一緒に進んでいきましょう。